家の売却をお考えの際、”リフォームできれいにしてから売った方が高く売れそう!”と思う方も多いかもしれません。
しかし多くの場合、売却前のリフォームは「不要」です。
リフォームせずに、そのまま売却した方が良い理由をご説明いたします。
◆中古物件を購入する方の考え◆
新築ではなく、中古物件の購入を検討している方は、新築よりも安い価格で、かつリフォームを前提として考えている方が多いです。
室内がきれいかどうかよりも、価格や立地、築年数などで選ばれます。
立地や築年数は変えられないので、売却前にリフォームをするよりも、価格をいくらに設定するのかが重要になります。
そのため、現状のままで売り出しても問題ありません。
◆売却前のリフォームはリスクが高い◆
売却前に行うリフォームはリスクがいくつかあります。
①売却前に多額のお金を用意しなければいけない
②リフォーム費用を回収できるとは限らない
③自分好みにリフォームをしたい購入希望者からは、売却につながらない可能性も
④リフォームに1カ月以上かかることも
◆見学の際は明るくきれいに見せる◆
家はそのままの状態で売り出しても問題ありませんが、購入希望者にとっては内覧で感じた部屋の印象が購入判断に大きく影響します。
確認ポイント
①靴は収納し、廊下には物を置かない
②部屋の荷物の整理整頓を徹底する
③カーテンは開けて明るく見せる
④水回りは厳しくチェック
中古の場合、お部屋の使用感が出てしまうのは仕方のないことですが、できるだけ明るくきれいに見せることを意識しましょう。
あまりに傷んでいる場合は、先に行動しまうのではなく、まず不動産会社に相談してみましょう。売却事例から適切なリフォーム内容の提案と、安いリフォーム業者を教えてくれると思います。
◆まとめ◆
中古物件の場合、そのまま売り出しても問題なく、売却する前にリフォームするとリスクが大きいということがお分かりいただけたと思います。
多額の費用をかけてリフォームし少し高く売却しても、手元にお金が残らなければ、ただ手間をかけるだけになってしまいます。
まずは、家がいくらで売れるのか価格を把握しておきましょう。