相続などで手に入れたもう誰も住んでいないような古い家を売却する際、建物を壊して更地にしてから売りに出すべきか、そのままにするべきか悩む人は多いはずです。
その場合に気になるのは、更地化するための費用や、メリット・デメリットではないでしょうか。
今回はこれらについて詳しく解説しますので、後悔しない賢い選択にお役立てください。
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目次
②古家付き土地で売却するメリット・デメリット
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②古家付き土地で売却するメリット・デメリット
解体費用の相場や注意点をお伝えしましたが、解体せずに古家付きで土地を処分することもあります。メリットとデメリットを見ていきましょう。
<メリット>
・解体費用が発生しない
売り主にとって一番のメリットは解体費用がかからないことです。
古家つき土地として売却する場合は、建物が建っている状態で売却するため解体費用が発生しないので、費用面の負担を減らすことが出来ます。
・固定資産税を節税できる
土地だけの場合に比べて固定資産税が6分の1も安いため、落ち着いて売却活動を進めることが出来ます。
仮に売れ残ったとしても必要以上の出費を強いられることはないでしょう。
・古家を買い主が利用できる
買い主にとって、建物が建っていたほうが日当たりの具合や屋上からの眺めなどを確認でき、暮らしていくうえでのイメージを掴みやすいというメリットがあります。一般の人にとっては、不動産は決して安い買い物ではないので、そうした具体的なイメージを重視する人も少なからずいます。
・買い主が住宅ローンを利用できる
家は古くても購入者が住宅として利用するなら住宅ローンは利用可能です。従って自己資金が少ない人でも購入が可能です。
ただし新築のローンに比べて、建物の担保価値がないので借りることができる金額が少なく、また借りることができた場合でも、建物の耐用年数が短いので返済期間も短くなる点には要注意です。
<デメリット>
・売却価格が下がってしまう
買い主から見れば、古家をリフォームするのにどのくらい費用がかかるのか分からず、もし取り壊すことになった場合の費用もよく分かりません。
これらの不安があるため、古家付き土地は手が出しにくく、その結果価格を割安にしないと売れないことがあります。
建物がある分、土地だけの値段より高いだろうと、売り主は考えますが、買い主にとっては古家がネックになり、むしろ安くしないと売れないことに気を付けましょう。
・買い主がなかなか見つからないことも
金額的には売り主が解体しても買い主が解体しても結局同じことなのですが、買い主の感じ方は違います。
買い主は感覚的に、不動産を購入した上に解体費用も捻出しなければならないというように考えます。そのうえ、解体費用というのはローンが組めないので、一般の購入希望者は離れていくことが多く、不動産業者が競争に残ることになります。
>>③解体して更地で売却するメリット・デメリットはコチラから