FPに相談するときに収入や支出などの個人情報を明かしたくないと言う方もいるでしょう。
しかし、個人情報を明かさないとFPは適切なアドバイスをすることができません。 FPは顧客から得た情報をもとにさまざまなアドバイスをすることができます。
収入や支出、家族構成やマイホームに関する考え方、教育費などマイホーム以外の支出に関する考え方などを伝えることで、さまざま事情を総合的に勘案して提案するのです。
有意義な提案を受けるためにはある程度個人情報を提供しないといけないということは認識しておきましょう。
また、同じ収入、同じ家族構成でも相談者の考え方や人生で何を大事にしているかによって相談者に行う提案は違うものになります。
例えばアウトドアの趣味を大事にしている人と、家の中でのんびり過ごすことが好きな人では家に対する考え方が異なります。マイホームにかける費用もかわってくるでしょう。
そのため、ファイナンシャルプランナーは有意義な提案を行うために、さまざまなヒアリングを行います。その際に自分の意見が無ければファイナンシャルプランナーもどのように提案してよいか迷ってしまいます。
ファイナンシャルプランナーの質問に答えられるように自分の考えをまとめておくことも重要です。
ファイナンシャルプランナーはこれから起こるライフイベントをもとにアドバイスを行います。
例えば子供が小さい家庭には教育費の試算などです。 教育費は私立に行くか、公立に行くかなどによって大きくかかる費用に差がでます。塾に行くかどうか、行くとしてもどの程度行くかによっても大きく異なるでしょう。
ファイナンシャルプランナーは顧客にさまざまなヒアリングを行い、方針を聞いていきますが、あくまで仮定でしか試算することができません。
しかし、仮定で試算することは大いに意味があることです。仮定を試算しておいて必要に応じて適宜修正を加えることで、アドバイスをより有意義なものにできるでしょう。