中古一戸建てを購入する時の注意点②



近年、少子高齢化に伴う空き家の増加によって、マイホーム購入の選択肢として中古住宅の購入が広がっています。
価格の安さなどがウリの中古住宅ですが、築年数が経っている故のデメリットや注意しなければならないポイントがあるのも事実です。納得の中古住宅を購入するために、絶対に外してはいけない注意点についてご紹介します。

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目次
③良い中古住宅を見極めるポイント
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物件を購入する際の注意点


注意点①:物件探しは焦らず落ち着いて

中古住宅探しは、可能な限り慎重に行いましょう。新築と比べると価格は安いですが、それでも大きな出費になることに変わりはありません。落ち着いて、たくさんの物件をチェックすることが大切です。
中古住宅購入時は多くの場合、仲介業者が入ります。仲介業者は、成約時の手数料が収入になるので、中には何とか早期に契約に結び付けたいと契約を急かしてくるケースもあります。ですが、住宅購入は一生に何度もない大きな買い物です。希望条件と比べ、住んだときに問題はないか、大きな欠陥を抱えていないかなどをしっかりと確認し選ぶようにしましょう。


注意点②:費用の目安を考える

中古一戸建て購入にどれくらいの費用がかかるのかを考えましょう。ここで大切なのは、必要になる費用は中古一戸建ての購入費用だけではないという点です。不動産会社を通して購入を行うのであれば、仲介手数料が必要になります。 その他にも印紙税や登記費用、ローン借入手数料などの諸費用が必要になりますし、引越し代も発生します。リフォームが必要な物件であれば、リフォーム代も必要です。 このように多岐にわたって費用が必要になるため、物件の価格は総予算の90%程度で考えておき、残りの10%を各種の費用として計算しておくとよいでしょう。


注意点③:契約前に重要事項説明を受ける

気に入った物件が見つかったら、購入申し込みを行います。その後、住宅ローンの仮審査を申し込み、売買契約を締結という流れになります。売買契約時は以下のような内容が行われます。

①重要事項説明を実施する
②手付金を支払う(売買金額の5~10%が相場です)

この時によく注意しておきたいのが、重要事項説明です。この時には重要事項説明書という文書を読みあわせながらの説明となりますが、かなりのボリュームがあり、一度に理解するのは大変かもしれません。できれば事前に写しを送付してもらい、予め一読しておきたいものです。

中古住宅購入時には、瑕疵(かし)担保責任の有無が重要なポイントになります。購入した物件に万一欠陥があった場合の補償に関する取り決めです。外観のチェックでは気付かない欠陥が居住を初めてから発覚することも珍しくありません。その時のためにも瑕疵担保責任についてはよくチェックしておきましょう。


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